アロマというのはAromaと表記し、ギリシア語で「芳香」や「香り」を示す言葉で、また、セラピーは、therapyと表記し、「治療」や「療法」という意味になります。
この2つの言葉を合わせてアロマセラピー Aromatherapyという言葉が、1939年に生まれ、今では、香りを使い癒し効果を得るものとして定着しています。「癒し効果」とだけ聞くと、それは気分的な問題では? -と言うように思われるかも知れませんが、このアロマセラピーはTherapyという言葉が用いられている通り、医学的にも認知されている「療法」なのです。
アロマ - 香りや、その成分がもたらす、脳への刺激や、直接摂取によって、身体に様々な現象を引き起こすことは、多くの発表でよく目や耳にする事柄です。柑橘類の香りや、コーヒーの香りがもたらす効能は有名なのもで、ほかにアロマセラピーとまではいかないけど、眠る時に玉ねぎを近くに置いておくと、よく眠れるなどという、おばあちゃんの知恵袋的なものも、アロマセラピーの一種と言えるでしょう。ちなみに、アロマセラピーで、快眠を促すもので有名なものは、ラベンダーです。快眠枕と称して、ラベンダーの香りのする枕なども、市場に出回っています。
「アロマセラピーをする」とまでいかなくても、アロマを楽しむ - よい香りを楽しむことで、リラックスしたり、生活の中にうるおいを感じたりする事は、欧米では非常に浸透していて、療養としてのアロマセラピーはもとより、わざわざ「アロマセラピーをする」をするという感じではないアロマの楽しみ方も、生活にごく普通に取り入れられています。中でも、アメリカの場合は芳香剤などのアロマ関連商品は、香りの種類も日本では考えられないほど多く販売されており、また芳香剤と一口にいっても、ディスクタイプになっているもの、プラグに差し込んでおいて香らせるもの、スプレー、キャンドルなど、多種多様でなおかつ、それらを組み合わせて、家中の香りをコーディネイトしつつ、各部屋はもちろん、玄関、お風呂場、トイレ、リビング、廊下などあらゆる場所に、配置しているのが一般的です。トイレットペーパーを定期的に購入するのと同じ頻度で、アロマのための製品、またはそのリフィル(詰め替え)を購入し、仕事から帰ったら、まずアロマキャンドルに火をともし、シャワーを浴びて、ゆっくり食事とお酒を楽しむという感じに、日常にごく自然に溶け込んでいます。
日本でも、徐々にここ数年で、随分と香りを楽しむ事が普及し、そのためのアロマグッズなども、同時に普及してきています。アロマセラピーまでいかなくても、アロマ(芳香)を楽しんでいる人は、欧米並みまでではなくとも、今では、日本でもかなり増えています。その普及の理由は、やはり実際に、良い香りによってリラックスできることを体感した、などという直接感じとった経験から、直感的に、これは体と心にいい事をしているという事が、自分で分かりやすいからでしょう。
正式にはアロマセラピーでは、エッセンシャルオイル(精油)を用いて、アロマポットを焚いたり、エッセンシャルオイルでマッサージしたりというのが基本となります。それぞれのエッセンシャルオイル(精油)は、長い歴史の中で、その芳香と薬理効果が認められた植物の花、葉、茎や実、または木などから抽出され、濃縮された揮発性の液体で、その芳香が鼻から脳へ伝達され心や体に効果をもたらし、またアロママッサージや、入浴時にお風呂などに使用した場合は、皮膚から直接血液やリンパ液へ吸収され、摂取する事で、効果を得ることができます。
アロマセラピーでは、自分の得たい効果と、精油のそれぞれの効能を照らし合わせて選び、間接的、または直接的な方法で、芳香や成分を体内に取り入れることで、目的としていた「療養効果」を得ていきます。


